自然しらべ 砂浜ビンゴをやってみよう! 穴
保護室の萩原です。
はじめまして、こんにちは!法政大学地理学科2年、インターンシップ生の松川友哉です。昨日の木勢さんに続き、砂浜のちょっとした豆知識について書かせていただきます!今回のテーマは「砂浜の小さな謎の穴」についてです。
みなさん、穴?ってなりますよね。砂浜を注意深く見ているとたまに小さな穴が開いているのを見たことがあり
ますか?何のために誰が掘った穴なのでしょう。砂浜の穴、それは、生き物によって掘られたものがほとんどです。特に潮が引いた波打ち際などに多く見られます。そんな穴の中にはどんな生きものたちがかくれているのだろうか?
それは、一種類とは限りません。砂浜に穴を作っている代表的なものは、スナガニやゴカイ、マテ貝などです。スナガニのとても深くまで穴を掘り、動きもすばしっこいので見ることが難しく、おまけに夜行性で夜に影だけが動いているように見えることから、英語園では「ゴーストクラブ」と呼ばれているそうです。
面白いのがマテ貝です。マテ貝は塩分濃度の変化にとても敏感な生き物なので、なんと巣穴のところに塩を入れると中から飛び出てくるのです!
ここで挙げた生き物以外にも砂浜の穴の中にはたくさんの生き物が暮らしています。みなさんも砂浜で穴を見つけたら、調べたり、想像したりして楽しんでください!
自然しらべ2012 貝がらさがし!で、マテガイをはじめとする貝がらをしらべました。過去の情報やまとめは、自然しらべの特設webサイトの「今までの自然しらべ」で公開しています。ご覧ください。
今までの自然しらべ 1995~2015(今年)まで
https://www.nacsj.or.jp/project/ss_top.html
自然しらべは、「みんなで見ればみえてくる」という言葉を合い言葉に、全国のみなさんと実施する日本の自然の健康診断です。詳しくは下記のページをご覧ください。
自然しらべ2015砂浜ビンゴ
https://www.nacsj.or.jp/project/ss2015/index.html
facebookしぜん育(日本自然保護協会が運営しています。)
https://www.facebook.com/shizeniku