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赤谷の森の木材資源の利用について積極的な議論がはじまっています。

2015.06.24
活動報告
icon_syumiya.jpg エコマネジメント室の朱宮です。
 
6月17日、18日、赤谷プロジェクトの調整会議とユネスコエコパーク申請のための打ち合わせがみなかみ町役場で行われました。
 
今年度第1回目の調整会議ということで、調整会議から自然環境モニタリング会議及び各ワーキング会議への依頼事項、今年度の赤谷プロジェクト活動予定、森の持続的な資源利用の進め方について、毎年町民向けに行っている活動報告会について、みなかみ町のユネスコエコパーク申請に向けた進捗についてなど、さまざまな議論が行われました。
 
特に赤谷の森の木材資源利用の議論はおもしろかったです。
赤谷の森のカスタネットの方も生産体制を整えつつあり、みなかみ町も学校やふるさと納税の景品としてカスタネットを使うなど地域固有の産品支援ということで協力していることもあり、需要が増しているようです。産業として成り立たせるためには年間1万個の生産量が必要で、どのくらいの針葉樹材や広葉樹材が必要なのか計算できることになります。それをベースに国有林の方で場所が確保できるのか、できるとすればどのような形がとれるのか検討が始まろうとしています。
これから、国有林の木材の販売までの流れや仕組みを理解しつつ、生物多様性保全のための国有林の森林活用にどのようにアプローチできるか試行錯誤が続きます。地域協議会としても地元材の活用に関して取り組みを進めていこうとしており、関係者の協力が得られれば解決への道筋が見えるかもしれません。
 
町民向けの活動報告会も、これまでのようにまじめな活動報告や勉強会のようなものではなく子供向けの木のおもちゃを使った楽しい趣向を用意して関心を引き出す工夫を検討しています。
 

20150617akayatyouseikaigi.jpg

▲調整会議の様子

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