中池見湿地を貫通するルートの変更が実現! 皆様に感謝!!
市民活動推進室の福田真由子です。
NACS-Jでは2012年にラムサール条約湿地・中池見湿地に計画された北陸新幹線のルートが環境への影響が大きいとして見直しを求めてきましたが、5月8日に事業者により変更ルートの発表があり、ついに計画の見直しが実現しました!
変更されたルートは、中池見湿地の重要な谷「うしろ谷」を避け、地下水への影響を低減する処置がなされています。中池見湿地への影響が少ないルートに変更されたこと、本当にうれしく思います。これまでご支援いただいた多くの皆様に心より感謝を申し上げます。
5月11日には北陸新幹線の事業者である鉄道運輸機構の方がNACS-J事務所に来てくださり、変更ルートについての評価を含む最終報告書(公開)の結果について説明してくださいました。
今回、変更ルートの認可が下りた同日に情報公開をしていただけたこと、そしてこのように丁寧な説明の機会をすぐにつくっていただけたことは、環境保全の意識の高さの現れと敬意を表したいと思います。
2023年春に北陸新幹線の敦賀までの開業を目指して、今後は様々な作業が進むと思われます。NACS-Jでは今後も中池見湿地に影響がないよう見守っていきたいと思います。
(参考記事)
NACS-J「中池見湿地付近における北陸新幹線ルートの変更」についての意見
(メディア掲載)
上記NACS-Jの意見が掲載された新聞(中日新聞5月9日)
▲回避された中池見湿地の「うしろ谷」(2014年5月 撮影:羽鳥聡)