綾の照葉樹林プロジェクト10周年記念行事の第1回目のイベントが開催されました。
エコマネジメント室の朱宮です。
5月17日、宮崎県綾町の照葉大吊橋周辺と大森林道で、綾の照葉樹林プロジェクト10周年記念行事の第1回目となる「森へ行こう」&お祝いイベントが開催されました。私も大森林道を一緒に歩くガイドの一人として参加をしました。
▲大森林道での観察会の様子。
当日は雨予報だったにもかかわらず、30℃を超える真夏日となり、普段は見ることのできない核心地域の迫力のある照葉樹林を満喫することができました。タブノキやヒサカキなどの赤い5月の新葉が美しく展開していました。キジョランにアサギマダラのさなぎも見つけました。他にもボランティアで整備した県有林の歩道を歩くコースもありました。
森を歩いた後は、綾の猟師さんがさばいてくれたシシ汁とおにぎりをごちそうになりました。
▲綾で獲れたシシ鍋をごちそうに。
イベントには綾町の前田町長と河野宮崎県知事もかけつけてくださり、10周年を迎えられたのは、関係者の努力のおかげという感謝と今後も一緒に盛り上げていきましょうと激励をいただきました。
▲河野宮崎県知事からの挨拶。
最後は、80歳代の語り部米良テル子さんによる川中神社のかっぱ伝説「川中さまと藁ぞうり」と、古川良子さんからの「だっちょの神様」といったの綾町に伝わる民話を聞きました。
短い時間ではありましたが、内容の濃いとても印象に残るイベントとなりました。