寒波の続く中、2月13日に秋田から、千葉和彦さんと写真家の黒岩武一さんご一家が事務局へお越しくださいました。

 

 

千葉さんは1989年、秋田・駒ケ岳山麓に巨大リゾート開発計画が持ち上がり、イヌワシの営巣地に影響が出ることを心配してNACS-Jにお手紙を寄せてくださった方です。

 

このお手紙こそが90年からNACS-Jが貴重な猛禽類の生息環境を守る活動を進めるきっかけとなり、その後の猛禽類を指標とした森林環境の保全活動へとつながる重要なできごととなりました。

 

▲　左：横山隆一参事　　　右：千葉和彦さん

 

 

NACS-J発行の『秋田県田沢湖町駒ケ岳山麓イヌワシ調査報告書』の表紙を飾ったイラストも千葉さんの撮影された写真が元資料になりました。当時お手紙を受け取り、その後ずっとイヌワシの保護活動をともにしている当会の横山隆一参事をはじめ、若いスタッフもご挨拶をさせていただきました。

 

　　

▲左『秋田県田沢湖町駒ケ岳山麓イヌワシ調査報告書』　　右：会報『自然保護』2015年3/4月号

次号3/1発行の会報『自然保護』特集は、「イヌワシが舞う森を未来に」。千葉さんの撮影されたイヌワシの雄姿の写真も掲載させていただきます。（写真は本日届いた次号の色校正版です。会員のみなさま本誌到着までお楽しみに）