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中池見湿地・北陸新幹線計画
認可ルートはアセス時のルートより環境影響が大きいことが調査で明らかに!

2014.12.08
告知
icon_m_fukuda.jpg こんにちは保護・研究部の福田真由子です。
 
2012年7月にラムサール条約に登録された中池見湿地(福井県敦賀市)の一部に、同年8月に北陸新幹線の新たな計画路線が公表されました。1996年3月に公開された環境影響評価(環境アセス)時のルートよりも100mほど湿地の内側に変更されて認可されており、環境への影響がより大きくなることが懸念されています。NACS-Jでは当初から地元市民団体とともに認可ルート自体の見直しや、工事による影響の評価の科学性や透明性について働きかけてきました。
そして、12月7日(日)の環境影響評価の専門家委員会(非公開)において、調査結果から環境アセス時のルートよりも、認可ルートの方が動植物の影響が大きいとの中間報告が示されました。これは私たちの主張を裏付ける結果となるものです。
 
現在の認可ルートの環境への影響については、事業者である鉄道運輸機構が来年3月には調査の結論を出すとしていますが、今回出た中間報告の詳細を知るためにも、早急な専門家委員会の会議録の公開が望まれます。
中池見湿地の問題は「世界的な保護地域の開発」という重要性に反して、県外ではほとんど知られてないのが現状です。NACS-Jでは、中池見湿地の問題が世界レベルの問題であることをアピールするために、12月21日東京にて国際シンポジウムを開催します。当日は中池見湿地に関する映像や音楽・展示も行う予定です。まだ参加人数が少ない状況ですので、影響の大きい認可ルートの変更を実現するためにも皆さんの参加で応援してください! 
 

●シンポジウム「ラムサール条約湿地でひらく地域の未来

~10万年の湿地・中池見から考える~」開催要項●
 
日時:2014 年 12 月 21日(日)13:00 ~ 18:00
場所:YMCAアジア青少年センター 9階国際ホール
参加費:500円(会場・資料代)
申込み締め切り:12月15日(月)まで
申し込み方法などの詳細は下記のウェブサイトをご覧ください。
https://www.nacsj.or.jp/katsudo/nakaikemi/2014/10/post-13.html
 

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秋の中池見湿地(2013年11月30日 羽鳥聡氏 撮影)
 
 
●12月8日の「日テレニュース」(福井放送)で取り上げられました。
<北陸新幹線「可能ならばルート変更すべき」(福井県)>
 
また、12月8日の福井新聞、毎日新聞、読売新聞、中日新聞、県民福井でも掲載されました。

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