生物多様性条約第12回締約国会議にてサイドイベントを行ってきました。
2014年10月6日から17日まで韓国の平昌(ピョンチャン)で開催された生物多様性条約第12回締約国会議に参加し、サイドイベントを実施してきました。
サイドイベント1「エコトーンを守ることの大切さ」
NACS-J沿岸ワーキングの清野聡子先生(九州大学)と今年の沼田賞受賞者である足利由紀子さん(NPO法人水辺に遊ぶ会理事長)と田中雄二さん(NPO法人 表浜ネットワーク代表)にご協力いただき、「エコトーンを守ることの大切さ~海の愛知ターゲットを達成するために~(THE IMPORTANCE OF PROTECTING COASTAL ENVIRONMENT GRADIENTS ~HOW CAN WE ATTAIN MARINE AICHI TARGETS ~)」を実施しました。
水辺に遊ぶ会、表浜ネットワーク、Marine and Coastal Biodiversity network-Japan、海民ネットワークと共催で実施しました。また、韓国のチュヨンギさん(Ju Yung Ki)に、セマングム干潟の埋め立てとそれに伴う環境の変化について話していただきました。
英語ですが、サイドイベントの講演要旨を以下からダウンロードできます。
●サイドイベントの講演要旨(英語)
「THE IMPORTANCE OF PROTECTING COASTAL ENVIRONMENT GRADIENTS ~HOW CAN WE ATTAIN MARINE AICHI TARGETS ~」(PDF/3MB)
日本自然保護協会からは日本の海洋保護区に関する問題をメインに、辺野古のサンゴ礁の埋め立ての問題と東北の防潮堤問題について話しました。
<ご参考>
●海洋保護区に関する提言書:日本語版「日本の海洋保護区のあり方~生物多様性保全をすすめるために~」
●海洋保護区に関する提言書:英語版「The way how Marine Protected Area in Japan should be ~ to promote biodiversity conservation ~」
サイドイベント2
CEPAフェアにて、韓国のNGOであるグリーンコリアユナイテッド、沖縄・生物多様性市民ネットワーク、沖縄リーフチェック研究会の共催で、日韓の基地に伴う自然破壊の問題と市民調査による環境変化について発表してきました。
韓国・済州島の海軍基地建設に伴うソフトコーラル群集の変遷、沖縄・辺野古のジュゴンやサンゴ礁のモニタリング調査の結果、沖縄・高江の森の様子について発表が行われました。
(▲辺野古の配布資料(クリックするとPDFでご覧になれます。))
◆期間中にCBDアライアンスにより発行されたニュースレターECOに記事が掲載されました。
(1)日本の外来種問題について
http://www.cbdalliance.org/en/images/ECO_Files/COP12/ECO_50_8.pdf
(2) CBD(生物多様性条約会議)を過去にホストした日本と今回ホストした韓国の沿岸管理の問題について
http://www.cbdalliance.org/en/images/ECO_Files/COP12/ECO_50_10.pdf
◆第12回 CBD COP12
12th meeting of the Conference of the Parties to the Convention on Biological Diversity
http://www.cbd.int/cop12/