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辺野古・長島の洞窟の視察を求める要望書を出しました。

2014.07.22
要望・声明

辺野古・長島の洞窟の視察を求める要望書(PDF/122KB)


2014年7月18日

名護市長  稲嶺 進 殿
名護市教育委員会 
教育長   座間味 法子 殿

辺野古・長島の洞窟の視察を求める要望書

北限のジュゴンを見守る会チーム・ザン
代表 鈴木 雅子
沖縄・生物多様性市民ネットワーク
吉川 秀樹
公益財団法人 日本自然保護協会
理事長 亀山 章

 

7月9日に日本自然保護協会より、日本で初めての事例となるサンゴ礫が付着して成長した鍾乳石として、辺野古の長島の洞窟の存在が公表されました。

この洞窟を詳しく調べることによって、長島・辺野古周辺地域の数万~十数万年にわたる海面変動に関連した自然史が判明する可能性があります。また、地理的に隔離分布しているため、その洞窟にしかいない固有種が棲息している可能性も高く、早急に調査を実施する必要があります。

石筍にサンゴ礫が付着して成長した鍾乳石は珍しく、辺野古・大浦湾の生物多様性の豊かさがまた1つ明らかになりました。このように学術的な価値の高い鍾乳洞を、名護市の天然記念物に指定して、将来にわたり保護されることを強く求めます。

この洞窟は、普天間飛行場代替施設建設事業に伴う埋め立て工事の影響を強く受ける可能性があるため、一刻も早く調査をする必要があります。また工事が開始されると景観にも影響が及ぶことが危惧されます。その前に、名護市長と名護市教育委員長におかれましては現地を視察していただきたくようお願い申し上げます。

なお、この洞窟は潮が満ちると水没してしまいますので、視察は大潮の干潮時が最適です。7月27日から30日までが大潮に当たりますので、この期間に視察いただけますと幸いです。

参考資料:2014年7月9日 日本自然保護協会記者会見資料

 


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