カヤネズミ・市民調査シンポジウムが無事終了しました
こんにちは、保護・研究部の後藤です。
小雨ふる7月19日(土)、NACS-Jが主催したシンポジウム「守りたい、カヤネズミのすむ草原」は100名を超える方々にお集まりいただき、無事終了することができました。
このシンポジウムは、可愛らしい“カヤネズミ”に焦点をあてたイベントではありましたが、その生息地であるカヤ原が多くの生きものにとっても重要な場所であること、そして、それを支える市民の方々の地道な調査・保全の現場をお伝えしたい、と思い昨年8月頃から準備してきたイベントでした。
今回、さまざまな立場の方にご参加いただき、またシンポジウム後にアンケートなどでたくさんのご感想をお寄せいただきました。「各地で、地主の方々とも丁寧にやり取りをし身近な自然と真摯にむきあう方々の活動を知ることができて良かった」という声もお寄せいただきました。
こうしたご縁も、カヤネズミをはじめ草原の生きものたちが、そのことを想う人々をつないでくれたのだと思います。
今後も、市民調査を通じて、カヤ原をはじめとした"里やま”の現状を捉え、守る力へと変えていきたいと思います。お越しいただいた皆さま、誠にありがとうございました。
▲全国カヤネズミ・ネットワークの畠佐代子さんの講演
▲総合討論「カヤネズミのすむ草原を守るには?」と題したカヤネズミあいうえお作文を登壇者全員で発表! 写真で発表中の方は「川原で遊ぼう会」辻淑子さん(右から2番目)