ラムサール条約国別報告書(案)に対する意見を提出しました。
保護・研究部の志村です。
ラムサール条約は、特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地とそこに暮らす生物の保全を目的とする条約です。 保護地域に関する条約はいろいろありますが、ラムサール条約が対象にしている湿地は、とても広範囲で、水田や河川・湖など人々の生活・生存を支える上でも重要な環境が多く含まれていることから、「賢明な利用」という概念を当初から掲げている条約です。
この度、環境省が来年(平成27年)6月、ウルグアイ・プンタ・デル・エステで開催されるラムサール条約第12回締約国会議に提出する国別報告書の作成に当たり意見募集(パブリックコメント)を行っていたため、NACS-Jは意見を出しました。
条約の報告書というと、ちょっと縁遠いと感じると思いますが、「条約の履行上、最も大きな成果は何か(5つ記載)。」など具体的な質問に簡潔に答える形式になっていて比較的わかりやすいものです。 内容は、NACS-Jの意見にもあるように、まだまだ改善すべき点は多くあるので、改善されるようみんなで注目していきたいと思います。 あなたの身近な湿地にもかかわる記載があるかもしれません。ぜひ一度、ご覧になってみてください。
意見の詳細はこちらをご覧ください。
(参考)
・環境省報道発表資料 平成26年7月11日 ラムサール条約の国別報告書(案)に対する意見の募集(パブリックコメント)について