メディア掲載、北海道の風力発電施設建設計画への要望書や沖縄・辺野古のジュゴンの生息環境へのコメントが報道されました。
広報・編集部の鶴田です。
昨日5月22日沖縄防衛局は、辺野古沖の大浦湾の海域でジュゴンが海草(うみくさ)を食べた「食み跡」が2013年には3度確認されたことを報告書としてウェブサイトで公開しました。
保護・研究部の安部真理子のコメント
「補正後の環境影響評価書では辺野古沖の藻場はあまり利用されておらず、埋め立ての影響は小さいとしているが、3年連続の確認で、餌場として重要なことが分かった」
が地元紙で報道されました。
共同通信●辺野古沿岸にジュゴン 2年連続、食跡確認
▼ ジュゴン、頻繁に利用 自然保護協会の安部さん
日本自然保護協会の 安部真理子 (あべ・まりこ) さんの話 2年連続でジュゴンの食跡が沖縄県名護市辺野古の沿岸部で確認されたことにより、ジュゴンが頻繁にこの海域を餌場として使っていると言うことができる。政府が提出した環境影響評価(アセスメント)の補正評価書で、ジュゴンは辺野古をあまり利用しないとする指摘は当たっていない。絶滅が危ぶまれるジュゴンには特別な措置が取られるべきであり、辺野古を埋め立てるべきではない。
先日5月16日には「北限のジュゴン調査チーム・ザン」の調査で、食み跡がみつかっていて、
辺野古沖の大浦湾の海域では、2012年から毎年のように、ジュゴンの食み跡が見つかっています。
また5月19日には、日本野鳥の会と日本野鳥の会根室支部とともに、日本自然保護協会は北海道根室市・フレシマの風力発電施設建設計画に対して、北海道知事及び 北海道教育長に要望書を提出しました。
オオワシやオジロワシなど希少な鳥類等に及ぼされる重大な影響を懸念し予定地の変更の検討を求めました。
こちらも下記で報道されています。
共同通信・北海道新聞・中日新聞●根室の風力発電所、再検討要請 天然記念物ワシ類に悪影響
環境ビジネスオンライン●絶滅危惧種のワシ、衝突の可能性 日本野鳥の会など、北海道の風力発電計画に要望書