4月9日、北陸新幹線計画のある中池見湿地にラムサール条約事務局長が視察に来ます!
保護・研究部の福田です。
ラムサール条約湿地の中池見湿地(福井県)に北陸新幹線の路線計画がある問題で、NACS-Jでは保全のために国際的な働きかけも行っています。
2012年9月には世界自然保護会議でラムサール条約事務局のアジア・オセアニア担当官リュー・ヤン氏と交渉し、また今年の3月にはスイスを訪問して条約事務局長クリストファー・ブリッグス氏と面会して協力を求めてきました。
その結果、環境省のご協力もあり、ついにラムサール条約事務局長とアジア・オセアニア担当官が4月9日に中池見湿地に現地視察に来ることが決まりました。
視察では地元の市民団体の案内のもと、NACS-Jも同行して中池見湿地の特異な地形や豊かな自然を見ていただくとともに、新幹線計画の内容や影響についてもしっかり伝えていきたいと思います。
報道関係者の方で、当日取材を希望される方は下記の連絡先までお知らせください。
●NACS-J保護・研究部 担当:福田真由子 TEL:03-3553-4104
*ラムサール条約事務局長来日スケジュール(3月27日環境省プレスリリース)
▲路線計画のある中池見湿地・後谷(うしろだに)。山に囲まれた谷で、広い湿地とは違った生物相をもっている。