皆さんのお近くの海岸線は、最近どんなようすですか?
保護・研究部の志村智子です。
桜とともにやってくるのが、潮干狩りの季節。春は、大潮の干潮時間が昼間にくるので、ふだん見られない海の底をちょこっとみられる、貴重なチャンスです。
海とは切っても切り離せない島国・日本ですが、海の自然保護は陸上に比べると大きく遅れています。
東日本大震災復興にあたっての海岸線の扱いも厳しい状況です。海岸線は地域の財産という視点や、海岸線という自然の特殊性が抜け落ちているように感じます。
先日、福島県の記者さんから取材を受けました。
福島で進められている復興工事によって砂浜がなくなっているとのこと。
日本自然保護協会の意見書や志村のコメントも紹介されました。
●復興防潮堤で砂浜が消える-海は誰のものか(共同通信)
福島は原発事故に目が行きがちで、海岸線への注目が少ないまま工事が進んでいるとのこと。
皆さんのお近くの海岸線は、最近どんなようすですか?
大潮の機会に、ようすを見に行ってみませんか。