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中池見湿地・北陸新幹線問題 議事録と調査計画書が公開されました。

2014.02.14
活動報告

icon_m_fukuda.jpg保護・研究部の福田真由子です。

モニ1000里地調査のコアサイトでラムサール条約の登録地にもなった中池見湿地(福井県・敦賀市)。
 
現在、湿地の水源となっている山と湿地の一部に、北陸新幹線のトンネルを貫通させる計画が進められています。。今朝もIUCNの地域理事、ジョナサン・ヒュー氏の視察をお伝えし、貴重な場所の破壊や生物相の分断などの影響はもちろん、湿地全体の水収支への影響も心配されています。
 

20140214nakaikemi04.jpg
 
しかし11月に行われた影響評価などを話し合う会議は非公開とされ、調査計画書が未公開のまま調査が開始されていました。
 
そこで1月31日、地域で活動する市民団体やNGOの4団体で、議事録と調査計画書の公開をもとめ意見書を提出しました。そういった働きかけもあり、ついに本日2月14日に下記の鉄道運輸機構のウェブサイトで議事録や調査計画書が公開されました!
 
日本自然保護協会ではこの調査計画を地元関係者に十分説明するよう事業者へ求めるとともに、研究者とも協力しながら科学性のある調査となっているか検証し、国際的な保護地域が守られるよう今後も働きかけをしていきます。
 
●議事録や調査計画書が公開された鉄道・運輸機構のページ(外部サイト)
 http://www.jrtt.go.jp/index.html
 
 

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