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嘉陽海岸で市民参加のモニタリング調査を実施しました!

2013.10.31
活動報告

 

嘉陽海岸にて、今年3月から市民参加型の砂浜モニタリング調査を開始しました。

 
地理学者の中井達郎氏(NACS-J理事)の指導のもと、約530mの海岸に11個の側線を張り、その1つ1つについて標準位置からの距離を測ることで砂浜の大まかな形を捉え、主な植生と底質を記録し、断面図をつくりました。この調査を年に数回行うことにより、砂浜の形の季節ごとの変化や工事による変化を捉えることができます。

 

No536-kayoumonitaring.jpg

 

調査ではオートレベル、メジャー、ロッド(目盛付の棒)の3つの道具を用います。道路の測量などにも使われるので測量風景をご覧になったことがある方も多いかと思います。

しかしながら海岸は起伏があり、変化に富んだ場所ですので、保安林から汀線まで測るのは結構大変です。保安林では木の枝に気を付けなければいけないですし、一方で汀線付近では足を海に入れなければ測れません。

1回目を今年3月に、2回目を9月に実施しました(9月の調査には那覇に住むNACS-Jの会員の上原藤子さんにもご参加いただきました)。

嘉陽では今年2月から6月まで護岸工事の第一段階があり、この秋から来年の初夏まで第二段階の工事があります。万が一護岸工事による影響があれば変化を記録し、保全にいかすことができます。そのようなことが生じなくても季節ごとの変化や長期にわたる変化を参加者のみなさんと楽しむような調査にしたいと思っています。

NACS-Jでは、今後この砂浜がどのように変化していくのか、それとも変化しないのか、記録していきます。

 
調査の様子の詳細は、スタッフブログ「事務局日誌」の下記ページでご覧いただけます。

嘉陽海岸での市民参加型砂浜モニタリング調査の2回目を行いました。(2013/09/09)

引き続き、嘉陽海岸の砂浜調査を行っています。(2013/03/04)

沖縄・嘉陽海岸で砂浜の地形を記録する測量を行ってきました。(2013/03/03)

 

(保護・研究部 安部真理子)

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