オオタカをどうするか―シンポジウムを開催します。10月23日(水)・東京
オオタカ問題シンポジウム「オオタカをどうするか」チラシ(PDF/390KB)
開催趣旨
環境省は、種の保存法にもとづいて国内希少種に指定されているオオタカの指定解除の検討をはじめる、としています。
これは、近年、個体数が十分回復したためという理由によるものです。しかし、オオタカの個体数が増加したとするならば、それは「猛禽類保護のすすめ方」などにもとづいて関係者がオオタカの保護に努めてきたことや、環境影響評価で生態系の上位種が大切であることの認識が増してきたことなどによるものであり、同時に保全対策技術が向上してきたことも大きな要因と考えられます。
それにともなってオオタカは自然保護のシンボルともされ、オオタカの棲む街づくりの動きもみられるようになっています。これはオオタカを大事にしようとする動物観が育まれてきたことによるものでもあります。指定種の解除によって、このような動きが消滅して、個体数が再び減少することが危惧されます。さらに、指定種の指定や解除には科学的なデータが必要であることは言うまでもありません。
このようなことから、今般、この問題について幅広く議論する場が必要であると考えて、シンポジウムを開催することとしました。
開催概要
オオタカ問題シンポジウム「オオタカをどうするか」チラシ(PDF/390KB)
講演内容
(1)種の保存法と指定種について
中島 慶二( 環境省 自然環境局野生生物課長)
(2)オオタカの生態と生息状況
金井 裕( 公益財団法人日本野鳥の会 参与)
(3)オオタカ保護と動物観
亀山 章( 公益財団法人日本自然保護協会 理事長)
(4)オオタカ保護制度のあり方
辻村 千尋( 公益財団法人日本自然保護協会)
(5)オオタカの保全対策技術の進歩
春田 章博( 公益社団法人日本技術士会 元理事)
(6)地域環境の保全とオオタカ
未定(NPO法人 NPO さとやま)
開催機関
<主催>
公益財団法人日本自然保護協会
公益社団法人日本造園学会 生態工学研究委員会
<共催>
明治大学専任教授連合会
<後援>
国際自然保護連合日本委員会(IUCN-J)
ヒトと動物の関係学会
公益財団法人日本野鳥の会
認定NPO 法人 自然環境復元協会
環境省(予定)
CPD登録(申請中)
造園CPD、緑化・環境CPD、土木学会CPD
参加申込
メールにて以下の内容をお知らせ下さい。
定員に達しない場合は締め切り期限後も受け付けます。お問合せ下さい。
1.お名前(ふりがな)、2.ご所属、3.Eメールアドレス
締切:10/18( 金) ※先着200 名
お申し込み先
倉本 宣(明治大学農学部)
Eメール:kura@isc.meiji.ac.jp
※スパムメール対策のため@を大文字にしています。小文字に修正して送信してください。
お問い合わせ
日本自然保護協会 03-3553-4101 (代)