9月1日『未来の海辺になにを残すか』を開催。200人を超す来場者で熱気があふれました。
広報・編集部の増沢です。
9月1日(日)、モンベル品川店にて、
開催しました。
来場者数は217名と大盛況。猛暑の中、ご来場いただいた皆様ありがとうございました!
今回のイベントの目玉は「防潮堤の大きさを実感しよう!」
ということで、4階建てのモンベル品川店様にご協力いただき、建物全体を使って、
今、東北の被災地ですすめられている防潮堤の中で最大クラスの14.7mを表現してみました。
屋上で大漁旗を目印に振っています。
見上げてみるとその高さが実感できます。真下から見ると首が痛くなる高さ・・・。
壁の向こう側に海があったとしても、これではまったく何も見えませんね。
そしてもうひとつ、今回計画されている防潮堤の問題になっているのがその底辺である基部の広さ。
台形のような形状になるため、防潮堤の底幅が広いのです。
宮城県気仙沼市の小泉地区に計画されている14.7m防潮堤の場合、底幅は90m前後。
下の写真には、赤線でその大きさを補足してみました。
左手の自動販売機あたりから、右端に見える信号付近がおよそ100mですから幅の広さを実感していただけるでしょうか。本当に「巨大」なコンクリート構造物です。
このような巨大なコンクリート構造物に頼った防災計画でいいのか?
未来の海辺に本当に残したいものは、何なのか?
午後からのシンポジウムでは講演者の方々と共に考えました。
シンポジウムの詳細は追ってご報告しますので少々お待ちください。
動画はUstreamで公開中です。
防潮堤の高さを実感する動画はこちらのUstreamからご覧いtだけます。
防潮堤計画の詳細については、会報『自然保護』7・8月号(No.534)の特集で紹介しています。記事の一部はWEBサイトでも公開していますので、ぜひご覧ください!