愛知で自然観察指導員講習会を開催してきました!
教育普及部の大野です。
9月7~8日は愛知県犬山市で、第477回自然観察指導員講習会でした。
愛知県と共催で行う講習会は今回で18回目。県内外各地から集まった49名の方が自然観察指導員になりました。講師は勝山智男さんと一寸木(ちょっき)肇さんのダンディコンビ。また、愛知県自然観察指導員連絡協議会の指導員14名の方々が応援にきてくださいました。
二日間ぐずついた天気で晴れ間がなかなかのぞけない中、雨も自然のうちと野外実習を行いました。
最終プログラムの受講者がリーダーになってが行うミニ観察は、どなたかの行いがいいのか雨もあがったなかで行うことができました!
身近な自然によくあるクサギを題材にした方は、あの香ばしい葉の匂いだけでなく、よーく観察してもらうことで、葉っぱの表面に細かい毛があることにも気づく観察会をされていました。見過ごしがちなところに新たな発見があるものです。
今回、受講者の方がシャツにとまったオオスズメバチに気付かず刺されてしまいました。直後に、スタッフが持っていたポイズンリムーバー(毒の吸い出し器)を使い、蜂毒を吸い出し、虫さされの塗り薬を塗ってもらいました。しばらく室内で安静にして、アレルギーショックなど異常もなく、吸い出しが効いたのか痛みや腫れもそれほどではなく大事にいたることはありませんでした。
スズメバチが近づいたら、まず動くな!が鉄則ですが、本人も周りも気づかずに、ハチを刺激してしまう場合もあります。一度刺されたことのある方は、蜂アレルギーを持っているかどうか、最寄りの病院で検査してもらうことをオススメします。
(参考)アナフィラキシーってなあに.jp
高いアレルギー反応を持つ方は、いざという時のアレルギー反応を抑える自己注射(エピペン)を処方してもらえます。
自然にはいろんな危険やリスクはつきものです。
いろんなリスクと上手く付き合うことで、自然を学ぶ機会として自然観察会を行いたいですね。
今回、自然観察指導員となられた皆さん、これからどうぞよろしくお願いします!