インターン生がお伝えする「カメさがしを楽しむポイント(2)」
皆さんこんにちは!
初登場の法政大学地理学科インターンシップ生・池上文香です!
「カメを見つけたけど、この子はなんていうカメ・・?」というみなさん!必見。
インターン学生リレーの第2回目は、簡単なカメの見分け方についてご紹介します!
(第1回目はこちら)
日本には、主に自然しらべのマニュアルで紹介しているニホンイシガメ、クサガメ、ミシシッピアカミミガメ、ニホンスッポンの4種類のカメが生息しています。(琉球列島には別のカメがくらしています。琉球版のマニュアル参照)
この4種類のカメの特徴を簡単に説明すると、
- ニホンイシガメは甲羅の縁がギザギザで、水辺などで他のカメと比較すると黄土色に見えるものが多いです。(イシガメとクサガメの写真を並べてみると、より甲羅の色の違いがわかりますね。イラスト横の写真上:ニホンイシガメ)
- クサガメは甲羅が黒っぽくて三本の筋が入っているという特徴があります。
私が亀戸のカメ教室で観察した個体(イラスト横の写真下)は体が黒く、くりっとした丸い目をしていました。 - ミシシッピアカミミガメはクサガメと少し似ていますが、その名のとおり目の横に赤い模様があります。
(マニュアルにも記載していますが、黒化したものは赤い模様がみられないものもあります。) - 滋養のある食べ物でおなじみのニホンスッポンは、他のカメと違って甲羅の表面とふちがやわらかく、鼻先がとがっているので、見ればすぐにわかります。とっても大きくなり「池の主」のように堂々と池の中の浮島でひなたぼっこしていることもあります。
このように、ちょっと見ただけでも、カメはいろいろな特徴がありますので、
皆さんもカメを見つけた際には体の細部まで観察して、カメを見分けてみてください!
ただ、ミシシッピアカミミガメとニホンスッポンは、かみつくこともあるので
気をつけて接してくださいね。
自然しらべのマニュアルダウンロードはこちら
自然しらべのマニュアル(PDF/2.7MB)
琉球列島版のマニュアルダウンロードはこちら
琉球版のマニュアル(PDF/1.5MB)