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今朝の東京新聞に富士五湖でのバス放流に対してのコメントが掲載されました。

2013.07.05
活動総括
icon_tsujimura.jpg  保護プロジェクト部の辻村です。

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今朝の東京新聞の特報欄に、富士五湖でのブラックバス放流継続に関する記事でコメントが掲載されました。
この問題は、さまざまなメディアでも取り上げられましたので、話題としてご存知の方も多いと思います。
外来種であるブラックバスは、固有の生態系に壊滅的な影響を及ぼすことから外来生物法で特定外来生物に指定されています。この特定外来生物は、飼育、栽培、保管及び運搬すること、輸入すること、野外へ放つ、植える及びまくことが禁止されており、罰則の規程もあります。
ところが、世界遺産に登録されたばかりの富士山の麓にある河口湖、山中湖、西湖などでは、漁業権が設定されていることから特例で放流が認められていました。
その漁業権の更新にあたって、県が放流継続を認める方針を決めたとのことです。
そもそも、特定外来生物はその駆除のデメリットも含め科学的な議論を積み重ね駆除の必要性が認定されたものですから、漁業権や生業の維持のために特例を認めるべきものでは決してありません。
県は継続の方針を撤回し、別の方法で地域の生業を維持していくことを模索するべきです。

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