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2013年7・8月号(No.534)
特集:このままでいいのか!? 防潮堤計画

2013.06.29
活動総括

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今月の表紙 

ニホンイシガメ


撮影・解説    松久保  晃作

丘陵地の細流で、甲長10cmほどのニホンイシガメと出会った。本種とはさまざまな場所で遭遇する。平地・山間の池や水田、川の中~上流に多い。水場だけでなく、山道を歩いているところに出くわすこともある。子ガメは林縁の水たまりや細流に生える植物の陰にいるので、浅いからといってこういうところに踏み込むと軟弱な子ガメをつぶしてしまいかねず、調査時にも配慮したい。ともあれ、本種の生活史には、変化に富んだ環境が必要である。

 

CONTENTS

 

 



No534-tokushu.jpg★特集:このままでいいのか!? 防潮堤計画



今、東北の被災地をはじめ全国各地で、巨大な防潮堤の建設計画が進もうとしていることをご存知でしょうか?  

防災対策が必要な一方で、巨大なコンクリート構造物に頼る方法で事業を進めてしまえば、地域の財産でもある自然環境を失うことになりかねません。

沿岸の暮らしと自然環境の折り合いをどうつけていくのか、これからの地域の海辺の管理のあり方を考えます。

東日本太平洋沿岸から砂浜が消える?!

・防潮堤計画最前線は今

ココが問題!巨大防潮堤

防潮堤に頼らない海岸のまちづくり

・市民が連携して取り組む沿岸管理

・海を知るためにまず何をしたらいいのか

・日本の沿岸管理のあり方を見直すために




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★NACS-J 活動クローズアップ
世界自然遺産小笠原のオーバーユース対策を進めています
嘉陽海岸の護岸工事、住民参加型の公共事業の大きな一歩に
木曾のヒノキ林に保護林をつくるための検討委員会の設置が決定
生物多様性を巡る世界の最新動向を調査
7月の参院選、あなたの投票で生物多様性の保全を目指す社会へ
福岡、兵庫、愛知、群馬開催の自然観察指導員講習会、参加者募集中
・日本の保護地域の概要・現状・課題をまとめました
※会報の記事に誤りがありました。お詫びして訂正いたします。誤「定価:1,000円」→正「定価:1,050円」。なお、新刊『日本の保護地域アトラス』は、諸般の事情により完成が遅れており、8月中旬頃の発刊を予定しております。
赤谷プロジェクト10周年・フィールドセミナー、森の調査会参加者募集
リスクマネジメント研修会(三重)開催します


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★今日からはじめる自然観察
カメの暮らしをのぞいてみよう
本州・四国・九州では3種、琉球列島では3種の在来のカメが分布しています。
北海道で観察できるのは、後から入ってきたクサガメやミシシッピアカミミガメです。
この夏は「自然しらべ2013  日本のカメさがし!」にご協力ください!

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シリーズ新・生命の輪 43
カワトンボはなぜ森にすむのか
森の光と陰がはぐくむ生物多様性

昆虫は生物の中で最も種数が多いグループ。そして、最も多くの昆虫がすんでいるのが森林。昆虫が森林を好む理由のひとつは、森林の光と陰が生み出す複雑な環境にあります。

★NEWSハイライト

ミゾゴイの営巣木が「渓流保全」工事で伐採
カメはトカゲやヘビより鳥や恐竜に近い
わずかに残るアユモドキの生息地にスタジアム建設計画
★読者の広場
掲示板/お便り/次号予告・新入会員/Nature Navi
★BOOK&PRESENT
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