検討が進むオオタカの国内希少野生植物種指定解除について東京新聞にコメントが掲載されました。
保護プロジェクト部の辻村です。
環境省がオオタカの生息数が増えたため、国内希少野生動植物種の指定解除を検討していることについて、ニュースなどでご存知の方もいると思います。
この件で、東京新聞の取材を受け、5月19日の記事でコメントが掲載されました。
取材の際に、特に重要視した視点は、指定を解除される根拠であるオオタカの生息予測数の数字だけを取り上げるのではなく、生態系としての上位性や里山環境などでの典型性での重要な位置づけは指定解除で何ら変わるものではないという点です。
記事では字数の関係で、数のところだけが切り取られましたが、単純に数字が増えたことだけが一人歩きして、オオタカが暮らすことのできる環境はどうでもいいということになってはいけません。過去も、現在も、こうした環境は、常に人による開発の危機にさらされていることを忘れてはいけません。