富士山の世界遺産登録へのICOMOS(国際記念物遺跡会議)勧告にあたってのコメント
富士山の世界遺産登録へのICOMOS(国際記念物遺跡会議)勧告にあたってのコメント
公益財団法人日本自然保護協会
- 富士山が、世界遺産登録に一歩近づいたことを、地元の皆さんと共に喜びたい。
今回のICOMOSが富士山を「文化遺産」として登録勧告したことは、日本にくらすわたしたちのくらしや文化が、自然と密接な関係をもっていることを示している。山の景観をはじめ森や五湖などと一体となった富士山の自然は、わたしたちの精神性を高めるために重要な意味を持っているのである。 - 世界遺産の登録は、ゴールではなく、スタートだ。
登録された遺産を、どうすれば価値を落とさず次世代に譲り渡していけるかが問われている。日本政府は、富士山をはじめ、すでに登録された遺産の管理体制の充実・見直しが必要だ。 - 以前、「自然遺産」として登録を目指していた際に指摘された、ゴミや屎尿の問題などは改善すべき点であり、世界遺産の登録は、観光のレッテルをもらうことではなく、世界の人々に対して遺産を守る責任の表明ということを、地元の方々だけでなく、日本全体として意識していきたい。
以上