マリンダイビングフェア2013 で沖縄の海と自然の話をしてきました。
保護プロジェクト部の安部です。
第21回マリンダイビングフェア2013のセミナーの時間をいただき、「サンゴ礁と貝がらを調べて見えてきた沖縄の海の自然」と題し、普及教育部の萩原と私でお話ししてきました。
最初に私からサンゴ礁の基礎知識や辺野古・大浦湾の海のことをお話しし、続いて萩原から昨年、会員をはじめとする多くの方々の協力を得て実施した自然しらべ2012の貝がらさがし!の結果をお伝えしました。
セミナー会場の外にも多くのブースがあったことから、入れ替わり立ち代わりのべ50名ほどの多くの参加者がありました。
▲どのようにしてサンゴ礁が出来るのかを説明しています(安部)。
「沖縄やアジアの国々ではダイビングポイント にすぐ着くのに、グレートバリアリーフでは船に乗ってから長い時間がかかるのはなぜだろう?」などサンゴ礁の発達の仕方の違いの話には、各地を潜っているダイバーだからこそ実感してもらえたようです。
グレートバリアリーフには保礁というタイプのサンゴ礁が発達し、アジアの国々や沖縄では据礁というタイプのサンゴ礁が発達するので、後者の国々では海に入ったところからすぐサンゴ礁が広がっています。
更には大浦湾と一体と言っても良い辺野古の海に基地が出来たら、大浦湾の方も大きな打撃をこうむるのではないかという心配の声もあがりました。
自然しらべの結果報告では地球温暖化の影響の部分に多くの人が関心を持ったようです。
またダイバーの みなさまとサンゴ礁の話ができるような場を作りたいと考えています。
▲自然しらべの結果を話す萩原