自然しらべ2013 日本のカメさがし!~身近な生きものから見えてくる生物多様性~
今年は5月から自然しらべがはじまります!
自然しらべは、子どもから大人までが参加し、身近な自然を調べる、日本の自然の定期健康診断です。自然しらべに参加すると、身近な自然の現状を知る機会ができ、生物多様性の大切さを感じる「きっかけ」にもなります。全国から集まった記録は、大切な資料となり自然保護に活かされます。
2013年の自然しらべは、淡水域のカメを探す「日本のカメさがし!」です。カメは在来・外来ともに国内の分布状況は正確には分かっておらず、西日本に多く生息しているニホンイシガメやクサガメ、ニホンスッポンが、関東地方や東北地方にはどのように自然分布しているかなどの基本的なことも把握できていません。
NACS-Jが2003年の自然しらべで行った「日本全国カメさがし」では、1000名以上の参加者から約6000個体のカメの情報が寄せられました。その結果、約6割の個体が外来種のミシシッピアカミミガメであるという結果となりました。それから10年後の2013年、日本のカメの生息状態はどのようになっているのでしょうか。
今回のカメさがしで、多くのデータが集まれば、減りつつあるニホンイシガメなどの生息状況も2003年の結果と比べることができます。ぜひ日本のカメについて多くの情報をお寄せください。