さまざまな分野の学会が自然保護に対し意見を表明してくださっています。
保護プロジェクト部の安部です。
NACS-Jが活動している辺野古・大浦湾の埋め立て中止を求める要望書が日本生態学会から出されました。
●沖縄県名護市辺野古・大浦湾の米軍基地飛行場建設に伴う埋め立て中止を求める要望書
日本生態学会は4000人以上の研究者が所属する国内最大の生態学関係の学会で、2000年にもジュゴンが生息する沖縄島東海岸の亜熱帯サンゴ礁域の保護を求める要望書(http://www.esj.ne.jp/esj//Activity/2000Jugon.html)を出しています。
今回の要望書も「日本本生態学会は、沖縄の海の生物多様性がジュゴンとともに未来に引き継がれるために、本海域の埋立計画を中止することを強く要望する。」と力強い言葉で締められています。
ぜひ上記リンク先から全文をご覧ください。
▲辺野古の海草藻場にいるウツボ
日本生態学会は、先月お伝えしたよう、福井県中池見湿地への新幹線建設計画についても要望書を出しました。
●中池見湿地への新幹線建設計画について日本生態学会からも要望書が提出されました。
また、日本魚類学会から京都府知事と亀岡市長あての緊急要請と公開質問状が出されたというお知らせを保津川の自然とアユモドキを守るネットワークからいただきました。
●京都府亀岡市のアユモドキ生息地における大規模開発に関する緊急要請
こうしてさまざまな分野の学会が自然保護に対し意見を表明してくださることはNACS-Jとしても心強いです。
▲辺野古の海草藻場で泳ぐアオリイカ