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鶴が台中学校将棋部の「全国一斉自然かんさつ会」に参加してきました!

2013.03.21
活動報告
icon_ohno.jpg  教育普及部の大野です。
3月20日春分の日、全国一斉自然かんさつ会のひとつ、鶴が台中学校将棋部の観察会「春に出会おう、駒寄川、清水谷(やと)」(神奈川県茅ヶ崎市)に参加してきました。
中学生になると観察会に来なくなってしまうことが多いなか、将棋部の生徒たちは、「観察会?!」と興味津々でやってきました。
顧問の山本秀行先生はNACS-J自然観察指導員。将棋部の活動として、将棋だけではなく年に数回、学校の外に出て行く観察会をしているそうです。
学校から片道5kmの道のりを歩いて清水谷・市民の森に行こうと将棋部の生徒を誘い、8名の1、2年生が集まりました。
「けんじい」(アキレス腱を切ったことが由来)の愛称で呼ばれる山本先生は、終始笑顔で生徒たちに日頃から親しまれているのがよく分かります。
それでも、さすがに思春期の中学生。
道中、将棋話ではなくゲームやテレビなどたわいもない話をしながら、楽しそうに肩を組み歩く姿は、さながら映画「スタンドバイミー」の雰囲気。
山本先生もそんな彼らの好奇心を誘うように脇道にそれ川沿いを歩いたりして、生徒たちも無邪気にアマガエルやカナヘビなどを見つけ一緒に観察をしました。
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▲生徒がめざとく見つけたカナヘビ
キブシやコブシが咲く市民の森でのお昼休みには、春をみつけてカードに記録するという宿題をだしながら自由時間。
お弁当を食べ終わった生徒たちは、森のなかで鬼ごっこを全力疾走でやっていました↓(これが面白いんですよね)。
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帰り道は、”じゃんけん鞄持ち”で盛り上がるなか、お土産に農家の直売所でネギの束を家族のお土産に買う生徒も。
畑の収穫物も春ですね。
観察会の終わりは、神社の森でそれぞれ見つけた春を3枚のカードに書いて、そのうち2つを各自が発表して終わりました。
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▲見つけた春をカードに記録中。
先生は事前にNACS-Jの「NO Nature No Future」ステッカーと募金のこともお話しくださっていて、生徒たちは当日、お小遣いからそれぞれ募金してくれました(ありがとございます!)。
ツバメが飛び、ホオジロが囀りはじめた茅ヶ崎の「春分の日」。
生徒たちも山本先生も、学校の中では味わえない、何ともいえないリラックスした時間を春の自然のなかで過ごしていました。
こんな時間と機会を与えてくれる先生と巡りあえた生徒たちがうらやましく思えた観察会でした。

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