中池見湿地への新幹線建設計画について
日本生態学会からも要望書が提出されました。
保全研究部の高川です。
NACS-Jが対応を進めているラムサール条約登録湿地「中池見」への北陸新幹線路線建設計画について、日本生態学会からも要望書が提出されました。
日本生態学会は4000人以上の研究者が所属する国内最大の生態学関係の学会で、かつてこの場所にLNGガス基地建設計画が浮上した際にも地元団体やNACS-Jと協力して湿地の保全を進めてきた組織です。
NACS-Jは昨年国と県・事業者である鉄道・運輸機構に対して要望書を提出していますが、この要望書でも新幹線路線建設が与える中池見湿地の自然環境への影響の甚大さと、計画再考の必要性が強く指摘されています。
現在、他の国内NGO・研究者コミュニティも中池見湿地の保全を求めるべく準備に取りかかっているところです。
NACS-Jは引き続き生態学会をはじめとするこれらの団体とも連携を取りながら路線計画の変更や十分な環境影響評価調査の実施を訴えていく予定です。