東京で辺野古のことを多くの人たちと勉強し考えた週末でした。
保護プロジェクト部の安部です。
2月22日の日米首脳会談を受けて、米軍普天間飛行場の辺野古移設の問題を首都圏のテレビや新聞でも報道されることが多くなってきました。
●辺野古移設、対岸の漁協が反対決議へ 「漁場が荒れる」(朝日新聞)
●埋め立て同意申請 「県内ノー」の民意は不変(琉球新報)
そのようななか、2月23日に東京で「沖縄大問題シンポ STOP! 高江・辺野古・泡瀬・大嶺 ~米軍基地、公共事業から沖縄の自然と暮らしを守る~」が開催され、100名の参加者がありました。
当日は私も辺野古・大浦湾が直面する環境問題についてお話しました。
この海域にどのような生きものがすんでいるか紹介し、環境影響補正評価書のなかで貴重な生物・生態系に対しどのような環境保全措置が記されているか、簡単に話しました。
その後、辺野古アセス訴訟の原告団長の安次富浩氏(ヘリ基地反対協議会・下写真)が、辺野古アセス訴訟の判決の紹介や今後の運動の方針についてお話されました。
そのほか、沖縄島で現在進行中の高江・辺野古・泡瀬・大嶺の問題について、沖縄から上京された伊佐真次さん(へりパッドいらない住民の会)と小橋川共男さん(泡瀬干潟を守る連絡会・下写真)からも問題の紹介がありました。東京で沖縄のために活動しているグループ、ゆんたく高江とジュゴン保護キャンペーンセンターからも活動の紹介がありました。
※詳細については沖縄・生物多様性市民ネットワークのブログ(http://okinawabd.ti-da.net/e4429967.html)をご参照ください。
翌24日は、辺野古への基地建設を許さない実行委員会が主催した集会「辺野古の海を殺すな!公有水面埋め立てを許さない2・24集会」がありました。
こちらにも80名の参加者があり、多くの人たちが辺野古をはじめとする沖縄の問題に高い関心を持っていることが伺える週末でした。
▲2・24集会のパネルディスカッションの様子。左から伊佐さん(高江)、安次富さん(辺野古)、花輪さん(沖縄・生物多様性市民ネットワーク)、司会は吉田正司さん(辺野古への基地建設を許さない実行委員会)。