防衛局が普天間基地の移設予定地でウミガメの産卵を確認していたことが報道されました。
保護プロジェクト部の安部です。
●防衛局がウミガメ産卵確認 普天間基地の移設予定地
というニュースが共同通信から配信されました。(11/8更新)
中国新聞はじめ、各紙がつたえています。
(11/7追記)沖縄各紙も相次いで掲載しています。
●沖縄タイムス 「辺野古海岸でウミガメ産卵 国確認」
●琉球新報 「防衛局がウミガメ産卵確認 普天間の移設予定地」
沖縄島東海岸や辺野古沿岸に棲むウミガメにとって、基地移設で消失するキャンプ・シュワブの海岸は現在も利用している大切なところです。
今年の初めに公表された辺野古アセス評価書には2007-2008年度までの調査結果が掲載されいます。その2年分のデータからもウミガメがキャンプ・シュワブの海岸を利用していると いうことがわかりますが、沖縄防衛局は「ウミガメの上陸・産卵の可能性が低い」と評価しています。
今回は沖縄防衛局がその後も継続実施してい る環境調査の結果を、共同通信が取り寄せ目を通してみたところ、
2009-2010年度の結果を見てもやはりこの海岸をウミガメが利用してお り、しかも上陸だけではなく産卵もしていることがわかりました。
ここがウミガメにとって、かけがえのない重要な環境であることを示しています。
写真:沖縄沿岸を泳ぐウミガメ
(c)渡辺敬久