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沖縄からサンゴの嬉しいニュースが届きました!

2012.11.27
活動報告

icon_abe.jpg  保護プロジェクト部の安部です。 

大浦湾や泡瀬干潟の調査に協力していただいているダイビング桜海(http://www.ds-oumi.com/)の岩本俊紀さんから大浦湾の海のニュースが届きました。

パラオハマサンゴ群集は私も一度見たことがありますがまだ健全であると聞いて安心しました。またチリビシのアオサンゴ群集付近でサイズの大きなミドリイシ類のサンゴが成長していると聞き、嬉しくなりました!
岩本さんから動画も届いているので、ぜひご覧ください。

 
==========岩本さんからのニュース=============

大浦湾の「ハマサンゴの丘」のリーフチェックポイント(定点観察ポイント)から少し離れた所に、パラオハマサンゴの大群集があります。

沖縄島周辺でこんなパラオハマサンゴ群集は見たことがありません。大浦湾はナンと奥が深い海なんだと改めて感じました!

↓パラオハマサンゴ群集

20121127paraohamasango2-by-iwamoto.jpg

20121127paraohamasango1-by-iwamoto.jpg

動画はこちら↓

あと、チリビシのアオサンゴ群集の近くの棚上に多くのミドリイシが群生してきています。
褐色系のサンゴが多い大浦湾で、色とりどりのサンゴ群が成長してきてるのがとっても嬉しかった私です。

↓元気に成長しているミドリイシ類

20121127midoriishi-by-iwamoto.jpg

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先日開催されたの日本サンゴ礁学会での岡本峰雄先生の発表「石西礁湖北礁での4歳までのミドリイシの生残・成長」に出てきたのですが、ミドリイシ類はプラヌラ幼生の定着後、最初の1年間で直径12mm程度の大きさになります。その後、2年間(つまり3歳になる頃)で直径2-3cmの大きさになります。目につくようになる大きさ(直径10cm程度)になるには4年間以上かかるとのことです。
大浦湾のミドリイシ類は1998年の大規模白化現象以降、2004年にも小規模な白化現象があったので、その後に定着したものと思われます。このまま元気に成長してくれることを願います。

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