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10月8日 COP11開会「ハイデラバードロードマップを示そう」

2012.10.11
活動報告
icon_douke.jpg保全研究部の道家です。COP11のレポート第2段です。
10月8日にインド・ハイデラバードでCOP11が開幕し、開会式で恒例のセレモニーが行われました。COP10議長国の日本からCOP11議長国インドに対して、議長の交代を行います。日本からは、星野COP10議長代理(環境省審議官)と、COP10で進行の木槌を揮った松本龍COP10議長が出席しました。

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松本元大臣による英語のスピーチがあり、COP10決議の合意に一丸となってくれた各国に対し改めて感謝するとともに愛知ターゲットを含む決議の速やかな実行の重要性を強調され、松本元大臣からインドの森林環境相のナタラジャンさんに木槌が手渡されました。
(←COP10議長とCOP11議長の握手)
ナタラジャン森林環境相によるメッセージは、議題紹介も兼ねていましたが、消費パターンを変える必要性、そして、実行が最大の課題であると強調していました。SBSTTAという科学委員会や、名古屋議定書批准に向けた方向性を作り出すことも今回のCOP11の役割です。
国内目標の設定を推進するための手法やキャパシティビルディングの方法、先住民地域共同体の参画、資源動員の合意の重要性など、重要な議題が紹介されました。COP10成果を実現するための行程を定める「ハイデラバードロードマップ」を作り上げようというメッセージでした。
その後、UNEPやディアス生物多様性条約事務局長からのメッセージがありました。RIO+20で作り上げることが合意された「持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals)」と、今年4月に設立が宣言されたIPBESについて何度もその重要性に触れられました。

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本会議では、各地域からのオープニングステートメントがありました。
アルゼンチンは、GRULACと呼ばれるラテンアメリカ・カリブ地域代表として発言しました。地域ごとに少しずつ重要と思う視点が異なります。
シリア(アジア太平洋地域):名古屋議定書や愛知ターゲットのための人や資金、キャパシティービルディングの重要性を強調と、資金拡大のための合意について。
セルビア(CEE:東中央ヨーロッパ):戦略計画と愛知ターゲット実施のための指標やモニタリングの合意。国レベルのキャパシティービルディング、名古屋議定書とNBSAPの連携。CBDのもとにある手続の円滑化(カルタヘナ議定書や名古屋議定書)。日本基金への感謝などを発言。
ベニン(アフリカ):COP10の成果である愛知目標、名古屋議定書、名古屋クアラルンプール補足議定書。議定書はアフリカ諸国も批准を進めているが、愛知ターゲットについても取り組まれているが、まだ求められている行動からはほど遠い。実施に向けて行動する必要がある。
クロアチア(EU):各国でのNBSAPの改定が重要であり、EUとしての戦略策定やEU加盟国の戦略改定に貢献したい。資金・人的・技術的資源の増加の重要性と、その取り組みに紳士的に取り組みたい。資金源の多様化などを模索したい。名古屋議定書も資金拡大の一つのツールとしたい。海外支援額も17億ドルから39億ドルに資源を拡大した。CBDと国や地域、業種を超えた連携が重要。経済政策とも連携する必要。その触媒役にCBDがなるべき。
キリバツ(小島嶼国):新規の効果的な資源動員の重要性や、持続可能な資金拡大の重要性などを指摘。
NGOなども声明を発表しました。
NGO(CBDアライアンス)からの発表(NGOが会場で発行するニュースレターの「Eco」に掲載されています)
女性コーカス(ARFインディア)からも、ジェンダーの視点での発表がありました。
生物多様性に関する国際先住民フォーラム(IIFB)の開会にあたっての声明
もう何団体か意見表明を要求していましたが、時間がないので、予算についての報告が行われることになりました。

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