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10月6日沖縄市で「STOP!泡瀬・辺野古・高江・大嶺・浦添~沖縄の自然環境を考える~」を行いました。

2012.10.14
活動報告
icon_abe.jpg保護プロジェクト部の安部です。
沖縄の豊かな自然環境を残そうと、NACS-Jも主催団体のひとつとして10月6日に、沖縄市でシンポジウムを開催しました。
桜井国俊沖縄大学教授の「残そう!素晴らしい沖縄の自然を未来世代に」と題した基調講演では、「今のような自然環境破壊が進めば、私たちの地球が「人間なしに終わる」ことが予測される。種の絶滅も急激に進行し、生物多様性の特別に高い宝の島々、そして世界自然遺産候補地でもある琉球諸島が取り返しがつかない状態まで破壊される」と警告されました。
各地からの報告のセッションでは、泡瀬干潟の希少で多様な海の生物たちの姿が写真で紹介され、泡瀬で進む埋め立ての経緯や現状を説明がありました。
また、ヘリパッド建設の進む高江の問題、普天間基地移設埋め立て問題が続く辺野古、新滑走路の埋め立て問題がある大峰海岸、那覇軍港の代替施設浦添軍港建設で埋め立て計画がある浦添、と沖縄島の各地で大問題が起こっていることが確認されました。
この問題の根っこはひとつであること、今後は沖縄全体の問題として、問題を抱える場所がネットワークをつくっていくことの大切さが強調されました。
 
開催当日、岩国基地からまた3機のオスプレイが普天間に配備されることとなり、そちらの抗議行動で人を取られているのにもかかわらず、100名ほどの方々にご参加いただきました。初対面のお顔もかなり拝見できましたので、今後も一緒に活動ができたらと思っています。
 
フロアからの意見交換も活発に行われ、続いて琉球諸島の世界自然遺産の登録や無駄な公共工事の即時中止、オスプレイの撤去などを求めた「シンポジウム 決議」(全文はこちら)が会場一同で合意されました。
 
また休憩時間には泡瀬干潟を守る連絡会の島袋和さんによるフラダンスの披露や、JUJUMOさんによる歌、宮城秋乃さん(日本蝶類学会テングアゲハ会員)撮影のチョウの写真の展示、ウミエラ館館長が発見されたフジイロハマグリ(絶滅危惧Ⅱ類)の貝殻の展示など、多彩な催しがありました。メッセージをお寄せいただいた国会議員の方々も、ご協力ありがとうございました。
 
またNACS-J会員の方もお友達を連れてきてくださいました。足を運んでいただいたみなさま、本当にありがとうございました。(詳しい報告は、こちらへ
 

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(→写真:桜井先生の基調講演)

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(→写真:宮城秋乃さん撮影のチョウの写真展示)
 

20121006okinawa_R.jpg(←写真:桑江路子さん、宮城秋乃さん、私、KEN子さん、JUJUMOさん)

 
また今回のシンポジウムの様子は以下のサイトから動画で見ることが出来ます。
●沖縄大問題が大集合!
『STOP!泡瀬・辺野古・高江・大嶺・浦添 ~沖縄の自然環境を考える~』
http://www.ustream.tv/channel/iwj-okinawa4

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