第12回沼田眞賞は、震災後の生態系調査を行ってきた方など計5名に決定!
プレスリリース「第12回沼田眞賞決定」(PDF/544KB)
自然保護に優れた実績を挙げた方を顕彰し表彰する「日本自然保護協会沼田眞賞」。今年度は5件が受賞となりました。
上野登さん(てるはの森の会会長)は宮崎県における自然保護問題に長く取り組み、綾町での照葉樹林保護活動がユネスコの生物圏保存地域指定につながりました。
谷口弘一さん(國學院大學栃木短期大学講師)は北海道における植物の研究と同時に、レブンアツモリソウ盗掘に対する保全活動やさまざまな普及活動を行ってきました。
野田三千代さん(海藻おしば協会会長)は、「海藻おしば」を糸口に海の生態系の重要性を理解させる活動を続けてきました。
平吹喜彦さん(東北学院大学教授)は、東日本大震災後、仙台市の海岸域でいち早く生態系モニタリングを開始し、自然修復を尊重した復興を提案しています。
NPO法人 天覧山・多峯主山の自然を守る会は、埼玉県飯能市において森を開発から守り、行政や企業との協働による里山保全活動を進めています。
授賞式と記念講演会は、2013年2月3日(日)、東京都江東区の清澄庭園にて行います。詳細は改めてご案内いたしますが、貴重なお話を聞けるまたとない機会です。ぜひお越しください。
(田村尚久/管理部)
沼田眞賞授賞式・記念講演会/特別セミナー「東北沿岸の自然は今」
日時:2013年2月3日(日)
〈午前の部:10時〉
・NACS-J東日本海岸調査より~沿岸の豊かな自然環境と津波後の状況・復興~
〈午後の部:13時30分~〉
・沼田眞賞受賞者講演会
会場:清澄庭園大正記念館(東京都江東区)
参加費:午前の部のみ資料代500円・NACS-J会員は無料(予定)