宮崎県・綾エコパーク登録記念式典に出席しました。
保全研究部の小此木です。
9月1日に宮崎県綾町で綾ユネスコ エコパーク登録記念式典が開催され、NACS-Jより理事長、事務局長、綾プロ担当の朱宮、小此木が出席しました。(参照:ユネスコエコパークとは?)
地元綾町の方をはじめおよそ600名の参加者があり、会場は満席状態でした。
式典の後、記念講演として、日本MAB計画委員会委員長である横浜国立大学の松田先生から「エコパークの概要と理念について」という講演があり、世界遺産との違いや海外での事例などを交え、改めて参加者の皆さんへのエコパークについての説明の機会となりました。
続いて綾町上畑地区や古屋地区で実施してきたふれあい調査の委員にもなっていただいて一緒に調査を行なっている、東大の鬼頭先生から「ユネスコエコパークに繋がった綾町の取り組みと未来」と題して、綾町のこれまでのさまざまな取り組みの歴史や公民館制度という社会的側面のユネスコエコパークとの関係での重要性についての講演がありました。
祝辞や講演で多く語られたのは、
・これまでの綾町の多くの取り組み、生活があってこそ認められたユネスコ エコパークである
・ユネスコ エコパークへの登録がゴールではなくここがスタート地点である
ということです。
綾の照葉樹林プロジェクト(綾プロ)は、100年かけて人工林から照葉樹林に復元していくプロジェクトです。
こちらもまだ7年。まだまだ始まったばかりです。ユネスコエコパークの取り組みと共に綾プロもやること、課題は山積みですので今後とも気を引き締めて頑張っていかなければと再認識したところです。