映画『よみがえりのレシピ』の試写会に行ってきました。
こんにちは、広報・編集部の増沢です。
昨日、映画『よみがえりのレシピ』の試写会に行ってきました。
山形県の山村で守り継がれてきた「在来作物」を巡るドキュメンタリー映画です。
世代を超えて全国各地で受け継がれてきた「在来作物」ですが、高度経済成長の時代、大量生産、大量消費に適応できず、忘れ去られ、すでに消滅していたものが数多くあると言われています。
そんな中、消える寸前にあった「藤沢カブ」のタネを村人から託され、焼き畑で復活させた農家、後藤さんや、東京から戻り、祖父のつくる「甚五右ェ門(じんごうえもん)芋」の栽培を継ぐことを決めた若い農家の佐藤さんなど、たくさんの想いとともに守り継がれた山形の在来作物が紹介されています。
「今絶やしてはいけない」「子どもたちに伝えたい」と切望し、タネを守ってきた農家の方々や、在来作物の価値を見出し、美しいイタリアンとしてよみがえらせたシェフの奥田政之さんたちの、熱い想いがストレートに伝わってきました。
「作物は、食材ではなく生きもの。人がタネを守り、育った作物を食べて人が命をつなぐ。」
「人と作物はお互いに支えあってきた」というメッセージも印象的でした。
自然と作物と人、風土と文化の強いつながりを深く感じることのできる作品です。
10月以降、全国で順次公開とのことですので、お近くで上映の際はぜひご覧ください。
■よみがえりのレシピ http://y-recipe.net/
10月20日(土)より渋谷ユーロスペースでロードショー、全国順次公開