「下総生物多様性アクションプラン」第3回推進会議を開催しました。
2012年度のCSOラーニング制度のインターン生として、日本自然保護協会で6月からお世話になっている、日本大学の栗田佳行と申します。
今、私が関わらせていただいているのは生物多様性の道プロジェクトの「下総生物多様性アクションプラン」というプロジェクトです。
千葉県西部をモデル地域として、さまざまな分野の市民団体の皆さんとともに生物多様性や生態系サービスの重要場所を再発見し、市町村の垣根を越えての広範囲の保全アクションプランを作成・実行していくことを目的としています。
先日6月24(日)に千葉県印西市にて、プロジェクトの第3回推進会議が開催されました。
当日は各市町村から9組13名の市民団体・研究者の皆さんにご参加いただき、前回の会議結果を踏まえてこれからのプロジェクトの展望や具体的計画についての話し合いがもたれました。
会議の場には初参加の団体の方もおり、アクションプランの趣旨をもう一度確認するとともに、各団体がどのように関わっていけるかを話し合う機会にもなりました。
各団体がそれぞれに保全活動を実行している中で、このアクションプランに関われる取り組みを模索していくことは重要であり、つながりをつくることでより広い分野での環境保護活動が深まっていくと感じました。
今後のプロジェクトの取り組みでは、指標種の広域調査と、ウェブサイトによる情報共有を進め、集めたデータから「下総の暮らしと自然のふれあいマップ」をつくることになりました。調査で一番有力視される指標種はクツワムシです。参加いただいた東邦大学の方々からクツワムシについての詳しい説明をしていただきました。
同じ学生の方がわかりやすい説明をされていたことに大きな刺激を受け、私もインターン生としての自覚をしっかり持たなければと思う素晴らしい内容でした。8月17日頃には推進会議メンバーを対象としたクツワムシ研修会も開かれることになりました。
次回、7月8日(日)に行われる流山市での「ふれあいマップ」づくりワークショップにも参加する予定なので、私もさらに議論に関わり、お手伝いができるようしっかり取り組みたいと思います。
▲今後のプロジェクトの取り組み内容についての提案