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生物多様性国家戦略 意見交換会「日本版「愛知目標」に向けて みんなで決めて、実現しよう!」を緊急開催しました!

2012.07.04
活動報告
icon_masuzawa.jpg広報・編集部の増沢です。
現在、環境省の中央環境審議会では、2012年10月でインドで開催されるCOP11に向けて、
生物多様性国家戦略の改定作業が進められています。
COP10で採択された「愛知目標」を踏まえて改訂される今回の国家戦略は、
いわば「日本版愛知目標」とも言うべきもので、
日本政府だけではなく、日本の市民にとっても、
今後の10年を左右するとても重要な目標となります。
この重要な改定についてよりよい提案を行っていくため、
NACS-Jは、日本野鳥の会、WWFジャパンとともに、
次期国家戦略の草案作成に関わる省庁に呼びかけ、
現時点で書き込まれている施策について、各省庁の担当者から話をうかがい、
新しい生物多様性国家戦略のあるべき姿をさぐる意見交換会を
7月3日(火)に東京・渋谷で緊急開催しました。
生物多様性国家戦略意見交換会
意見交換会には、環境省、農林水産省、国土交通省といった関係省庁の担当者の方や、
10近くの活動団体の代表の方々が集まり
新しい生物多様性国家戦略の趣旨や内容について説明いただいた上で、
各団体からの質問・意見交換を行いました。
今回の改定の大きな特徴は、これまで2部構成だった国家戦略が、
「愛知目標の達成に向けたロードマップ」が加えられ3部構成になっている点です。
このロードマップについて、
本当に愛知目標を達成するために必要となる内容・項目が、
具体的に盛り込まれているかどうかが一つの大きな論点となりました。
また、人材育成や、有害な奨励措置の廃止といった点についても
内容の充実が必要といった意見が出されました。
NACS-Jからも、海洋保護区等に関連する記述、
絶滅危惧種の保全に関する取組みに関連する記述などについて、
もっと踏み込んだ対策の必要性を訴えました。
この生物多様性国家戦略の改定については、
説明会が各地で開催されますので、ぜひ皆様ご参加ください。
環境省の担当者の方に、現場の保全活動が進めやすくなるように
政策として解決したいことなどを具体的に伝えていけるチャンスです。
7月6日からはパブリックコメントの募集も始まります。
愛知目標達成に向けて意見を提出していきましょう!
参考:環境省のウェブサイト
■各地の説明会情報はこちら
http://www.env.go.jp/press/press.php?serial=15312
■生物多様性国家戦略についてはこちら
http://www.biodic.go.jp/biodiversity/wakaru/initiatives/index.html

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