千葉県知事・企業庁あてに亀成川源流部の保全について要望書を提出しました。
保全研究部の高川です。
千葉県印西市の「千葉ニュータウン21住区」開発予定地には、全国的にも極めて重要な草地・湿地を含む里山が残されています。
この場所は千葉県とUR都市機構が共同でニュータウン開発を行っている場所ですが過去40年間開発が中断していたことで貴重な里山が残されてきました。
しかし事業の終了期限が来年度に迫っており現在開発計画が再び動き出しています(これまでの詳しい経緯はこちらをご覧ください)。
そこで、これまで地元で保全活動を行ってきた「亀成川を愛する会」と共同でこのたび千葉県・UR都市機構・印西市に対して当地の保全と土地利用計画の見直しを求める要望書を提出しました。
要望書には周辺地域で活動する37の地元市民団体からも賛同いただいております。
13日に行った要望書の受け取りには、千葉県庁を代表して県土整備部都市計画課と企業庁ニュータウン整備課の両課長に応じていただきました。
千葉県からは「新住宅市街地開発法に基づくニュータウン開発の事業期限は目前に迫ってはいるものの、いただいた要望書と資料等についてはしっかり目を通させていただきたい」とのコメントをいただきました。
(→要望書提出の様子。亀成川を愛する会の皆様と共同で提出しました。)
なお新聞社8社を対象とした記者会見も同日開催し、当地の重要性と要望書の内容についての説明も行いました。
NACS-Jでは引き続き地元団体と協力しながら、事業主との粘り強い交渉を続けていくとともに、この場所の価値を地元地域に普及し、地域の財産として守られていくまちづくりが進んでいくよう、引き続き取り組みを進めていきます。