IUCNのレッドリスト2012で絶滅危惧種の更新が発表されました。

昨日IUCN(国際自然保護連合)のレッドリスト2012の更新が発表されました。
RIO+20に合わせての発表です。
全世界の生物種で評価した6万3837種が評価され、そのうち3割以上にあたる
1万9817種に絶滅のおそれがあり、生物多様性劣化の状況は依然深刻です。
速報として、日本関連は、以下のようなものがあるようです。
1. キザキコミズシタダミ Cincinna kizakikoensis – 初記載 絶滅危惧1A類 (もっとも危機度の高い) 長野県大町市の木崎湖に生息する小型の淡水巻貝。
2. コオリガモ Long-tailed Duck (Clangula hyemalis) – 軽度懸念から絶滅危惧2類へ。
北海道や東北に冬渡り鳥として飛来する。
3. キノボリツノゴケ Dendroceros japonicas – 初記載絶滅危惧1B類
4. ヒョウモンオトメエイ Leopard Whipray (Himantura leoparda) – 絶滅危惧 2類に掲載
5. クロアシアホウドリ Black-footed Albatross (Phoebastria nigripes) – 絶滅危惧1B類から2類にダウンリスト:理由は、過去の判定時の個体数減少の推 測を判断したモデルが過剰に高く危機度を出す設定であったため。とはいえ、延縄漁業によって生じる死傷事故にちゃんと対処できないと、急速に減少する恐れもある。 (see http://www.iucnredlist.org/apps/redlist/details/106003957/0).
●日本自然保護協会「東日本大震災特別サポートページ」
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