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「塗って送って伝えよう日本の自然~東北応援シリーズ」のセミナーを開催しました。

2012.04.20
活動報告
icon_masuzawa.jpg 広報・編集部の増沢有葉です。
4月11日に丸の内さえずり館で、現在、会報『自然保護』に連載中の
塗って送って伝えよう日本の自然」のセミナーを行いました。
ハガキサイズの東北の美しい風景の塗り絵を、実際に、色鉛筆を使って
塗ってみようという企画です。

さえずり館塗り絵セミナー

まずは、参加者の皆さんと一緒に宮城県「松島」の塗り絵(会報2011年9・10月号)を塗りました。
塗り方の講師はNACS-J編集室の田口裕美子。塗り方のアドバイス通りに塗っていくと・・・、
絵心のない私でも、ちょっとそれらしく見えるものができました!
今回色を塗るのに使用したのは、「大人の塗り絵」シリーズから原画提供をしてくださった、河出書房新社さんが貸してくださった36色の水彩色鉛筆。
同じアドバイスを受けながら作業を進めましたが、
「黄色で塗ってください」といわれても、それぞれ違った「黄色」の
色鉛筆を選び、濃さも、塗り方も色合いもさまざまです。
個性豊かな作品が出来上がりました。
ひと通り塗り終わってから、増沢が松島の植生や地質など
自然環境の成り立ちについての解説をしました。
実際に色を塗ってみると、さまざまな形や色の木が生えていることが分かります。
名前は「松島」ですが、全部がマツというわけではなさそうです。
美しい景観をつくっている、地質や地形、気候といった背景について、
塗り絵をもとに紹介していきました。
もう一枚は、時間が足りなくなってセミナー中には塗ることができませんでしたが、
福島県の磐梯山(会報2012年1・2月号)についても景色の成り立ちをご紹介しました。
噴火してできた爆発カルデラや、五色沼の不思議、いくつかの森の違いなど、
景色の成り立ちを思いながら、自宅でゆっくりと塗っていただければと思います。
「絵心がなくて」と不安そうな参加者の方もいらっしゃいましたが、
みんなで楽しく塗って、きれいに仕上げることができました。
こうしたプログラムで自然についてより深く知ることができることを、
大変喜んでいただきました。
会報をお持ちの皆さんは、ぜひお手元のハガキを塗ってみてください。
自然の成り立ちを思いながら塗れば、いろんな発見があること間違いなしです。
塗って送って伝えようセミナー

完成した作品

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