5月3日 宮城県で「生きものたちと活きるまちづくり」のための座談会を開催します
「生きものたちと活きるまち~みんなで考える、自然の恵みを活かした復興、暮らしと自然の未来像~」(PDF/581KB)
震災から1年が経ち、東日本の沿岸各地で暮らしを再生するための取り組みが始まっています。
地震、津波という自然の猛威により東日本の太平洋岸は甚大な被害を受けました。一方、「森は海の恋人」と呼ばれてきたように、海の自然は、山、森、川、そして田んぼの営みにもつながっていて、被災した地域の多くはこれら自然の恵みを受けた産業で成り立ち、自然の恵み(生態系サービス)を最大限に活かして生活をしてきました。
この地域の暮らしを取り戻す復興をできる限り早く実現していくことがみんなの願いです。しかし、急ぐあまり、山や森を削り、川や海、海岸、田んぼの自然や生き物への配慮のない造成や工事を進めることは、生き物たちの創る自然の恵みを失わせ、地域でこれまで紡いできた文化や暮らしが取り戻せなくなってしまうばかりか、二次的な災害を招くおそれがあります。
このたびの座談会は、そんな自然の恵みを活かしたグリーン復興の大切さをみんなで共有し、ではどうしたら実現できるのか、どのように取り組んでいけばいいのかを考える機会にしたいと企画しました。
現在、全国の自治体・地域ごとに始まった「生きものたちと活きるまちづくり」のための「生物多様性地域戦略づくり」についても触れながら、地元自治体、農林漁業に携わる人、事業者、さまざまな活動をする市民・市民グループ、研究者、生物多様性保全に取り組むNGOなど、みなさんに集まっていただき、思いを交流させて、地域で生きものと共に活きる暮らしの姿、その未来像を描き、実現に向けて歩んでいきたいと考えています。
一人でも多くのみなさまのご協力とご支援、ご参加をお願い申し上げます。
*開催速報をスタッフブログのNACS-J事務局日誌に掲載しました。(5/8追記)
宮城県名取市で、自然の恵みを活かした復興を考える座談会を開きました
開催要項
プログラム(予定)
※当日の進行状況により多少変更することがあります。
進行:鈴木美紀子(EPO東北)