沖縄「辺野古アセス」の異常性が報道されています。
こんにちわ。広報・編集部の鶴田です。
グアム移転と普天間基地移設事業の切り離しで揺れる沖縄の米軍基地再編問題。
普天間基地移設事業の評価書の内容が明らかにされるにつれ、さまざまな問題点が報じられています。
【日経BP環境経営フォーラムリポート】
辺野古環境アセスの異常性 改正法の施行前に滑り込みの皮肉
通常の環境アセスでは、準備書の段階から評価書の段階まで事業内容は
大きな変更はなく、環境に対する影響負荷は減るのが当然ですが、
今回の普天間基地移設事業は、事業内容が準備書の段階から
評価書の段階の間に小出しにいくつも変更されました。
また、海草・藻場の消失に対する具体的な環境保全策も書かれず、
ウミガメの産卵環境の悪化なども「ウミガメは他の地域を利用する
ようになるので、ここが産卵に利用できなくなっても影響はない」
とする(p6-13-248)など、保全策の放棄とみられるような、
理解に苦しむ内容が目立ちます。
上記の記事でも、
「節目節目で事業の中身が後出しされ、懸念材料が増えた。小出しの情報開示により住民は意見を述べる機会を失った」
という大野保護プロジェクト部部長のコメントが掲載されています。
今月20日までに、沖縄県知事の意見が防衛局宛てに提出される予定です。
全国からの一層の注目をお願いします。