NACS-J会議室にて「泡瀬干潟について話そう!」を開催しました。
保護プロジェクト部の安部です。
2月17日の夜、NACS-Jの会議室にて、泡瀬干潟を守る連絡会事務局長の前川盛治さんの上京にあわせて、「泡瀬干潟について話そう!」と題したお話し会を開催しました。
会員1名、一般の方9名、NACS-J職員8名の合計18名の参加となりました。
泡瀬干潟の貴重さや美しさを伝える映像を上映したあと、
前川さんから、泡瀬干潟の埋め立て計画と保護活動の経緯、国や県、沖縄市の関係、現状の争点、工事の進捗など、
泡瀬干潟埋め立て問題のこれまでの経緯をお話しただいたあと、
参加者で活発に議論が行われました。
計画の非合理性を指摘した公金差し止め訴訟が勝訴したにもかかわらず、
事業者である県が用途目的を変えた計画を政府が認め、埋め立てが再開した現状に対し、再び訴訟が始まっています。
一人でも多くの人に、泡瀬干潟の問題を伝えるにはどうしたらよいか、
という問いに、参加者の方々より、泡瀬干潟の映像や工事影響が
良く分かる写真などを用いて、広く一般の人が関心を持つよう、
facebookやtwitterでもっと情報を広めると良い、などアドバイスをいただきました。
また地元で反対運動を継続することの厳しさがどのようなものなのか、
国会議員や地元議員で動いてくれる人はいないのかなどの質問を受けました。
NACS-Jからは開発事務局長が埋め立て工事による海草(うみくさ)藻場と地形の変化、安部よりサンゴの変化についてNACS-Jの調査で明らかになった埋め立て工事による自然環境破壊の実態をお話しました。
平日の夜でなかなか大勢の方々にご参加いただくのは難しい時間でしたが、
フランクにご質問をいただいたり、良い交流と情報交換の場になったのでは
ないかと思います。
引き続き皆さまに、泡瀬干潟の埋め立て問題について注目とご支援をお願いいたします。