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泡瀬干潟の埋め立て工事を止めよう! 緊急院内集会で議員に解説をしました。

2011.11.11
活動報告

icon_shimura.jpg    広報編集部の志村です。

11月10日、参議院議員会館で、泡瀬干潟を守る連絡会、ラムサール・ネットワーク日本による緊急院内集会が開かれました。

泡瀬緊急院内集会1(20111107)
泡瀬緊急院内集会2(20111107)院内集会とは、議員会館の中で議員に直接声を届けるために行う集まりです。
議員さんや政策秘書さん出席の中、主催者である泡瀬干潟を守る連絡会の前川代表から「現場の最新情勢と問題点」、NACS-J保護プロジェクト部・安部真理子が「環境調査から見た泡瀬干潟埋立の問題点」を説明しました。

前川代表からは、泡瀬人工島が、特別自由貿易地域(特別FTZ)の湾岸整備で発生する土砂を埋めるために計画され背景のほか、世界遺産である首里城を超えるほどの観光客を期待していながら、年間2.2億円の赤字が予想されていること、観光地は人工ビーチが多く、台風などで砂が移動し地元自治体はその維持に苦労していること、などが説明されました。

安部からは、NACS-Jが泡瀬干潟で行っている定点調査の結果を説明。
事業者は、影響を最小限にとどめるよう努める、工事にあたっては万全の環境監視体制を整える、としているが、ここまでの工事ですでに、砂州や藻場など、多くの深刻な影響が出ていることを指摘。
護岸工事は進んでいるが、いまならまだ間に合うので、すぐに事業を中断するよう求めました。

日本で唯一ともいえる特異なサンゴ礁干潟を、国の税金で埋める―――。
COP10で、世界各国に生物多様性の保全を求めながら、国内では知らない方が多いまま、こんな事業が進められようとしています。
院内集会の様子は、ラムサール・ネットワーク日本さんがUstreamで中継されました。
ぜひ、もっと多くの方に知っていただきたいと思います。

(参考:内閣府沖縄総合事務局のサイト 「意義と背景」)
http://www.dc.ogb.go.jp/nakagusukuwankou/awase01.html
http://www.dc.ogb.go.jp/nakagusukuwankou/pdf/qanda/qanda03.pdf

NACS-Jの泡瀬干潟での活動はこちら

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