信濃毎日新聞に掲載されました。
「リニア計画アセス方法書の撤回求める 日本自然保護協」
保護プロジェクト部・辻村です。
JR東海が進めている、リニア中央新幹線計画は、過去に例のない、大規模な地下開発にもかかわらず、動植物リストすらずさん、県境では区切れない生態系への影響予測も県ごとでばらばら。
あまりに問題点が多いことから、「方法書を撤回し、事業位置選定を含めた手続きをやり直すべき」という趣旨の意見を、昨日(11月10日)、JR東海に提出。その内容が今朝の信濃毎日新聞に掲載されました。
NACS-Jが提出した「リニア中央新幹線環境影響評価方法書に対する意見」
https://www.nacsj.or.jp/katsudo/kokuritsu/2011/11/post-13.html
信濃毎日新聞「リニア計画アセス方法書の撤回求める 日本自然保護協」
http://www.shinmai.co.jp/news/20111111/KT111110ATI090016000.html
JR東海が進めている、リニア中央新幹線は、その多くが、地下大深度や山岳部を貫くトンネルです。
さらに、一企業の事業で、東京都から愛知県まで1都6県にまたがる、長距離・大規模開発事業(大阪府までの1都、2府、8県)。南アルプス国立公園など山岳部から里山までの生物多様性上の重要な地域を貫く計画です。
こうした大規模な地下開発は例が多くはありません。
自然環境への影響評価は、これまで以上に慎重に行なう必要があります。