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第11回 沼田眞賞 受賞団体決定 「長島の自然を守る会」

2011.11.09
告知
プレスリリース:第11回沼田眞賞 受賞団体決定(PDF/240KB)

 

日本自然保護協会は、自然保護にすぐれた実績を挙げた方・団体を顕彰し奨励する「沼田眞賞」を、「長島の自然を守る会」(代表 高島美登里・山口県)に授与することを決定しました。

 

「長島の自然を守る会」
山口県上関町長島の田ノ浦に計画されている上関原子力発電所計画(事業者・中国電力)によって、海域・陸域の豊かな生態系が失われることを危惧して、1999年に設立。
自然科学の研究者や学会と連携した調査活動によって、新種の貝類や絶滅危惧種の発見、カンムリウミスズメ(国天然記念物、絶滅危惧Ⅱ類)の周年生息の確認など、この海域がかつての瀬戸内海の原風景を残す重要な場所であることを明らかにしてきた。講演会、自然観察会やエコツアーなどを数多く開催し、自然保護の普及啓発に努めている。

 

選考委員長・亀山章(東京農工大学名誉教授)のコメント
「原子力発電の今後が問われる時だからこそ、生き物や地域の人々にこだわる長島の自然を守る会の活動が受賞することの社会的な意味は大きい」

 

■授賞式・記念講演会
 2012年1月22日(日) 13:00~ 清澄庭園(東京都江東区)

 

日本自然保護協会沼田眞賞
自然保護に関する研究・実践で優れた実績をあげた方・団体をたたえ、奨励する賞です。「自然保護」という言葉が一般的でなかった時代から、生態学者として客観的な論理と、NGO会長として誰に対しても自然を守ることの大切さを真っ直ぐに訴えてきた、故・沼田会長の思いを未来に伝えていくため、2001年のNACS-J創立50周年記念に設立しました。

 

本件に関するお問い合わせ先:日本自然保護協会
 (管理部・田村、保護プロジェクト部・大野)

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