日本近海には3万3629種もの海洋生物がすんでいる!
こんにちは、保護プロジェクト部の安部です。
10月22日(土)の午後に国連大学で開催されたイアン・ポイナー博士の、
2011年花の万博記念コスモス賞受賞記念講演「海洋生物センサスの成果と今後の展望」を聞いてきました。
2000年から10年間にわたり行われてきた海洋生物センサス(Census of marine life;www.coml.org)の調査活動で、80を超える国や地域の2,700名以上もの研究者が連携する、グローバルなネットワークへと発展したとのこと。
←受賞記念講演をお話されるイアン・ポイナー博士
日本近海の容積は全海洋のわずか0.9%にすぎないのに、この小さな日本近海に全海洋生物種25万種の13.5%を占める3万3629種もの海洋生物がすんでいるそうです。
しかしながら多様性と言いながらも、生物の種数だけがものさしとなって測られているのが現状です。種数の多さではなく、普通のどこにでもいる生物と生物の相互関係の多様性をはかる方法も今後見つけていかなければいけません。
←海洋生物センサスで調べているDiversity(多様性), Distribution(分
布), Abundance(生息数)