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2011年9・10月号(No.523)
特集:自然を壊さずにエネルギーをつくる

2011.09.01
書籍・発行物

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今月の表紙
サワガニ


 

撮影・解説    池田 邦彦

前夜の降雨により所々に水たまりができた山里の林道を歩いていると、私の足元でサワガニも歩いていた。
サワガニは水質のよい渓流に生息する純淡水性のカニ。発見場所からは、渓流は林道脇の崖下3mと離れていたが、サワガニは餌を求めて広範囲を移動していたのだろう。
撮影時は、サワガニと同じ目線まで降りて、小型デジカメで接写した。これにより、小さな被写体の生息環境の理解が深まり、その表情までも写し込める。

 

CONTENTS


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特集:

自然を壊さずにエネルギーをつくる

福島第一原子力発電所事故を受け、私たちの社会は、エネルギーの李よと供給のあり方を見直し、新たなエネルギーシステムをつくり出すことが求められています。
今回の特集は、座談会と先進地の取り組みから、自然を壊さずに持続可能なエネルギーづくりを進めるにはどんな課題があり、どんな突破口があるのかを探ります。

<座談会>生物多様性を損なわずに、地域が再生可能エネルギーを選択するには?

  全文PDFファイルにて公開中。(PDF/3.0MB)
大熊孝(新潟大学工学部名誉教授・NACS-J理事)、飯田哲也(環境エネルギー政策研究所)、
横山隆一(NACS-J常勤理事)
・地域資源を活用した再生可能エネルギーへの挑戦
・全国に先駆けてつくられた長野県版 ” 影響想定地域マップ”
・地域主導で再生可能エネルギーを導入するための組織が誕生

 

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★今日からはじめる自然観察

鳴く虫の聞き分けは意識のチューニング
(大谷 剛/兵庫県立大学 自然・環境科学研究所、兵庫県立人と自然の博物館)

 

草むらから声が聞こえます。オスがメスに愛の歌を歌っているのです。鳴くのは、たいていオスだけ。メスをよんでいる声と、メスが近くに来たときの声とがまったく変わる虫もいます。虫たちの声に耳をすましてみましょう。

 

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<新連載!>
★塗って送って 伝えよう日本の自然

東北応援シリーズ 1 宮城県・松島

 

今号とじ込みの絵ハガキに、オリジナルの色を塗って自然への想いを込め、お友だちやお知り合いに送ろう!

くわしい内容は、こちらでご覧いただけます。

 

 

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★NACS-J 活動クローズアップ
・電力エネルギーの展望について見解をまとめました。
・風力発電に対する環境影響評価の方向性が決まりました。
・工事再開を控える泡瀬干潟の調査を実施しました。
・エコツーリズムで自然保護をすすめるための見直し提言がまとまりました。
・「生きもの情報館」リニューアル!
・チョウの写真&情報、まだまだ募集中!

 

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★シリーズ新・生命の輪

種が誕生するしくみを目撃する
マダラテントウ類の種分化
(片倉晴雄/北海道大学理学部生物化学科特任教授)

現在、地球上には1000万種を超える生物が暮らしているとされますが、この莫大な数の生物種はもともとはごく少数の生物が次々に新しい種を生み出してきた結果です。一つの種が二つ以上の種に分かれていくこと、これが種分化です。この種分化の瞬間を私達が観察するチャンスをくれる虫たちがいます。

 

★NEWSハイライト
・東日本大震災を受け生態学の視点からは何をすべきか
・津波ストレス アサリ貝殻の模様に変化
・NPO寄付税制の抜本改正実現! 認定要件緩和と税額控除が同時に

★生物多様性はビジネスの礎
「意識を転換し、
自ら環境のために行動できる人たちを
いかに増やしていくかが課題です」

(共同印刷 CSR本部コーポレートコミュニケーション部 担当課長 坂本洋子さん、CSR本部マネジメントシステム推進部 主任 丸山佳乃さん)

 

★読者の広場
掲示板/お便り/フォトライブラリー・次号予告・新入会員/Nature Navi

★BOOK&PRESENT

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