国有林5カ年の森林計画案が全国で初めて”住民参加”で策定され、”生物多様性保全・復元型”になりました。
国有林は、これまでは主に林業の場として国のみで管理計画を策定していました。赤谷プロジェクトの国有林の今後5カ年の管理計画案はプロジェクトの成果を活かし、全国で初めて生物多様性保全・復元型になりました。住民参加で国有林の管理計画案が策定されたことも、全国初の取り組みとなりました。
■今回の「赤谷の森管理経営計画書」には、
・管理の行き届かない人工林を、自然の林に戻していくこと、
・地元の水源や環境教育、レクリエーション利用等の場としてよりよい森にしていくこと、
・生態系の健全性を指標するイヌワシやクマタカ、ツキノワグマが安定して生息できる森にすること
・地域で問題となっているヤマビルやニホンザルと人との軋轢等の課題に取り組んでいくこと
などが書き込まれました。
「赤谷の森管理経営計画書」の計画期間は、2011(平成23)年4月1日~2016(平成28)年3月31日の5年間です。
■計画書の内容については、
関東森林管理局>赤谷プロジェクト>「計画書」のページをご覧ください。
・AKAYAプロジェクト プロジェクトページはこちら
【この件についてのお問い合わせ】
NACS-J保護プロジェクト部 藤田 卓
■この計画案(赤谷の森管理経営計画書)とパブリックコメントの募集のお知らせを1月31日(月)、群馬県庁において記者発表しました。
>>「赤谷の森 管理経営計画書」 (案)はこちら(PDF/7160KB)
>>当日のプレスリリース資料はこちら(PDF/254KB)
■この記者発表にあわせて、計画文書に対するパブリックコメントの募集が関東森林管理局において開始されます。
意見の募集期間は、1/31(月)~3/2(水)です。
ぜひみなさんのご意見をお寄せください。
・パブリックコメント募集については、
関東森林管理局ホームページ>報道発表資料>「平成22年度国有林野に係る地域管理経営計画の案等の縦覧についてのお知らせ」をご覧ください。
「4.策定する各森林計画区計画書(案)」の「(ウ) 利根上流森林計画区(群馬県)」に「別冊 赤谷の森管理経営計画書(案)」が掲載されています。